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7 枝変わりという不思議
バラは、突然変異による枝変わりという面白さがあります。
枝変わりとは、本来と異なる花の色や枝、葉などの形質がでたときに、
その枝を接ぎ木や挿し木で殖やして新しい色や形質が固定したら、新しい品種として発表するものをいいます。
色でいえばピンクの花色の株から白い花が咲いたり、
木立ち性からつる性がでたり、花びら数が変わったりといろいろな場合があります。
以下は枝変わりの例です。
<花びらの数が少なくなった>
スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
ジョセフィーヌが丹精込めたマルメゾン宮にちなんで、
マルメゾン庭園の思い出と名付けられた品種。
スヴニール・ドゥ・セント・アンズ
<花が赤から白になった>
マザーズデイ
(ポリアンサ:濃赤色でころころしたカップ咲き)
シュネープリンセス
(白いお姫さま)
<変化する花色から淡ピンクになった>
ムタビリス
(チャイナローズで、咲き始めは黄色で
次第にピンクから赤に花色が変化する枝変わり)
ミセスピソーズローズ
(白に近い淡ピンクの花でしかもつる性)
<つるバラ>
名前の前に「つる」がつくものは木立ち性のバラから突然変異で伸びた枝を接木や挿し木で育生し、つる性を選抜したもの。
つる と付くのは元のバラが枝変わりしてつる性になったものを表す。
アイスバーグ
つるアイスバーグ
ピース
つるピース
一方、ピエール・ドウ・ロンサール、アンジェラ、ロココなどは
もともとつるバラとして育成されたもので、
名前のまえに「つる」はつけない。
<枝代わりの突然変異の代表例>
F.J.グローテンドルスト(濃桃色)
ピンクグローテンドルスト(桃色)
ホワイトグローテンドルスト(白色)
ホワイトグローテンドルストの枝代わりの突然変異
本来白いはずのホワイトグローテンドルストが
半分先祖返りしてピンクがでた。
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