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10 ローズヒップテイーの不思議

ローズヒップテイーは、ピンクで酸味があるのが特長で、

レモン・イチゴの20倍のビタミンCが含まれています。

このピンクの色や酸味すべてがバラの実からきているものかというと

残念ながらそうではないのです。
この色と酸味は実はハイビスカス・ローゼルのものなのです。

ローズヒップだけでお茶をいれるとたしかにビタミンCはありますが、

ほとんど色も味もありません。


そこでハイビスカスローゼルのきれいな色と酸味に助けてもらっているのです。

ローゼルのつぼみのときの萼と苞をつかって乾燥させ、ロサ・カニーナ(ドッグローズ)の種子をとった実と合わせます。

 *ハイビスカス・ローゼル:アオイ科植物、咢と苞を
              ハイビスカステイーに利用する。
              ローズヒップとのブレンドは互いの成分による
              相乗効果がある。

・鈴木省三先生が、若い時JICAで南米に行き、欧州育ちのカニーナ(ロサ・カニーナ)が、南米で育つ事を確認しました。
 その後、南米でカニーナを栽培し始め、最近では南米原産のカニーナと言うような宣伝を見かけますが、南米原産ではありません。
 あくまでも北半球から持ち込まれて栽培されているものです。

 *ロサ・カニーナ(イヌバラ) ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産
  栽培された果実が、ローズヒップとなる。

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