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3.合成香料について

2.で説明しましたように、バラの花から採取した天然香料は収率が約0.02-0.03%と、100kgの花から20-30g位の香料しか採れないのでは、価格も高くなりますし、香料を大量に使用する日常使う製品、例えば石鹸、シャンプー、洗剤などに使うのは不可能です。


そこでバラの花の香りに限らず、使用量の多い香料や日用製品に使われる香料を人工的に、大量に、しかも安価に作る必要がでてきて、19世紀頃から香料化学工業が発展してきました。

バラの天然香料をガスクロマトグラフィーという分析機器で調べてみますと、300種類以上の物質から成り立っているのがわかります。


これら300種の物質の中でバラの香りのするものはフェニル・エチル・アルコール(Phenyl ethyl alcohol)やシトロネロール(Citronellol)などがありますが、すべての成分がバラの香りがするわけではなく、柑橘のような香り(例としてシトラール)であったり、スズランのような花の香り(例としてリナロール)であったり、葉のようなグリーンな香り、木のようなウッディーな香りなど、様々な香りのする物質から構成されています。


これらの物質のすべてを化学的に合成して作ることが出来れば、それらの合成香料をそれぞれの含有量通りに混ぜ合わせれば、天然のバラの香りを再現することが理論的には可能になるはずです。


ただ残念なことに、これだけ科学が発達している現代におきましても、自然界では作れても、化学的には作ることができない多くの物質がありまして、バラの香りを人工的に再現できるのはまだまだ先の話になります。


パーヒューマーはこれらの香料をいろいろ組み合わせて、石鹸、洗剤、シャンプーなどの日用品の香りを作っています。

シトラール.jpg
リナロール.jpg
β-フェニルエチルアルコール.jpg
シトロネロール.jpg
シトラール
C10H160
分子量 152.24
リナロール
C10H180
分子量 154.25
β-フェニルエチルアルコール
C8H100
分子量 122.17
シトロネロール
C10H200
分子量 156.27
ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)2017年5月撮影
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