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5-4-4 天の川 星光 秋月
1956年、鈴木省三氏作出の一重の濃い黄色のバラで、房咲きとなるフロリバンダ系の品種です。
日本で作出された品種で初めて国際コンクールに入賞した記念すべきバラです。
ただ世界的に権威のあるアメリカ・バラ協会(American Rose Sosiety)へは登録しなかったのか、同協会刊行のモダン・ローゼスⅪ、副題世界バラ百科事典(Modern RosesⅪ―The World Encyclopedia of Roses)には載っていません。
交配親は(ゴールデン・セプター(Golden Scepter)の実生)×実生で、種子親のゴールデン・セプターは1950年にオランダで作出されたハイブリッド・ティーの黄色いバラで戦後、一世を風靡したバラだそうです。
余談になりますが筆者が幼稚園の行き帰りに通る歯科医院の庭で先生が丹精込めて栽培していたのが大輪の黄色いバラで、その姿かたちと香りを素晴らしいと感じた記憶がバラとの出会いの原点になりますが、それがゴールデン・セプターだったのかもしれません。
本校には鈴木氏作出の黄色いバラが天の川の他に2品種あります。
1975年作出の星光。種子親の半分に天の川が入っています。
また1982年に作出された秋月の種子親は星光なので、やはり天の川の遺伝子は受け継がれています。
星光はティーの香りにダマスク香も感じますし、秋月にはわずかにティーの香りがあります。天の川はわずかにダマスクの香りがしますが、子孫の星光、秋月ともにティーの香りがあるということは、天の川にもティーの香りがする時があるのかもしれません。
天の川
星光
秋月
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