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5-2-4 スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
(Souvenir de la Malmaison)
1843年、フランスのベルーズ(Béluze)によって作出された、花の中心が4つに分かれるクォータード咲きのブルボン系のオールド・ローズです。
マルメゾンはナポレオン1世の皇后でバラをこよなく愛するジョゼフィーヌが住んでいた宮殿です。
そこでは世界中からバラが取り寄せられ、人工交配により数々の新品種が生み出され、約250品種のバラが育てられていました。その宮殿に因んで「マルメゾンの思い出」と名付けられました。
交配親はマダム・デスプレ(Madame Desprez)×ティー(Tea)となっています。
香りはブルボン・ローズ特有の華やかな香りで、トップにシナモンとバナナを混ぜたようなスパイシーでフルーティーな香りがあり、次にアニスやキュウリのような爽やかなグリーンの香りも感じられます。(4章⑥参照)
この花に近づくだけで、花の姿形に見惚れ、香りの良さに魅了されてしまいますが、残念なことに交配には向かないようで、子孫はほとんど残されていません。
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