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5-1-13 ロサ・ダマスケナ

西洋の原種のバラ。

花は八重咲きで、中心は4つに分かれます。

ヨーロッパには16世紀に小アジアから入ったと考えられ、ロサ・フェニキアとロサ・ガリカとの自然交配とされていますが、紀元前に入ったという説もあり、クレオパトラがこの花びらで湯浴みしてバラの香りを身にまとってシーザーに逢ったともいわれています。

ロサ・フェニキアの白い一重の花にはバラ様の香りはなく、シロモッコウバラ(5-1-5参照)のところで説明したようなフレッシュな香りがします。

ロサ・ガリカ・オフィキナリス(5-1-12ロサ・ガリカ・オフィキナリスを参照)はトップにフレッシュな香りのあるバラ様のフローラルの香りです。

ロサ・ダマスケナの香りは、バラの香りの代表的なものの一つである元祖ダマスク香です。

ロサ・ダマスケナは香料を採取する品種として現在までブルガリア、黒海沿岸のトルコや旧ソ連地域などで多く栽培されていますが、そこまで旅行しなくても園内でロサ・ダマスケナのみならず、その交配親の2品種の香りまで鑑賞できるのは代えがたい喜びを感じます。

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ロサ・ダマスケナ
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ロサ・フェニキア
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