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都立園芸高校のバラ園ができるまで
〜鈴木省三記念バラ園 造成の記録〜
2 造成の準備
<造成の始まり>
バラ苗寄贈の話が伝わると、早速園芸高校の同窓生で、草花関連産業で活躍する「東園いちょう会」がバラ園造成に力を貸してくれることになりました。これは、鈴木先生の研究室を訪れた私たち関係者に、バラ園の構想をお話してくださる鈴木先生です。
ここから、いよいよバラ園造成が始まります。
「いちょう会」はバラ園の造成に必要な資金集めから、実際のバラ園設計、造成工事、苗の植え付けと、一切を引き受けてくださいました。
今日、私たちがバラ園できれいなバラを見ることができるのは、この「いちょう会」の皆様のお陰といっても過言ではないでしょう。
<夜に会合を重ねて>
いよいよバラ園造成について、「いちょう会」の役員の皆さんと、学校側の打ち合わせが始まりました。
「いちょう会」の皆さんは、自分の仕事を終えてから夜7時に学校に集まり、何度も何度も学校側と会合を重ねることになりました。
時には暗礁に乗り上げることもありましたが、皆さんの献身的な努力により、会合は進んでいきました。
<バラ園のコンセプト作り>
バラ園の設計は、造園設計家の中谷耿一郎氏にお願いし、ようやくバラ園のコンセプトが固まります。
自然の傾斜地を巧みに利用して、「人工を排し、より自然に」を追求した設計となりました。
美しい花の形や色をめでながら歩みを進めると、自然にバラの歴史、系統などを学ぶことができ、ふと歩みを止めた時、一面のバラに囲まれている自分を発見する。そんな美しいバラ園をコンセプトに設計されました。
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